間違いだらけの税務調査 【無料相談窓口】税金6億円超を取り消させ、財産と信用を守り抜いた実体験をもとに実施中

冤罪を創る人々: ミラーページ (著者:山根治公認会計士・税理士

 国税局査察部(マルサ)を相手に税金6億円超(※加算税や地方税等を含めると20数億円)を取り消させ、財産と信用を守り抜いた闘いの実録。冤罪を創る人々のミラーページ。 *関連リンク
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090 永瀬 昭 (2005-03-29)

(7) 永瀬 昭 
一、 松江地方検察庁副検事。
 組合員藤原洋次氏(参考人)の尋問を担当。平成8年6月10日の第一審第2回公判廷、同年7月9日の同第3回公判廷及び同9年8月12日同第20回公判廷に検察官として出廷し、同9年1月14日の第9回公判廷に、検察側申請にもとづき、証人として出廷している。
 
二、 検面調書の中でも、副検事野津治美とともに、副検事永瀬昭の調書は、捏造の度合いが際立っていた。理路整然としていて、マルサの捏造プランを忠実にトレースしているものであった。いわば、供述調書のデキが余りにも良すぎたのである。

三、 藤原氏は、確かに組合員であり、私との接触も数回はあったものの、架空取引とされた不動産の売買の経緯の詳細については、ほとんど知る立場になかった。
 このような藤原氏から、永瀬昭は、架空取引の核心に触れる供述を見事に引き出しているのである。藤原氏に対する尋問がどのような状況でなされたのか、公判記録にもとづいて、明らかにする。
 
四、 中村主任弁護人は、次のように証人尋問している。
「いろんな検察官が、山根会計士の悪口を、組合の人達、関係者に取調べの過程で、ことあるごとに言っていたようですが、表現はともかくとして、山根会計士の評価について証人が言及されたことはありましたか。」

五、 これに対して、永瀬昭は、次のように証言した。
「山根会計士は、今回の事件について全面的に否認しているとは言いましたが、非難なり人物評価は特にしていません。」

六、 中村弁護人は更に証人を追及する。
「本件について悪いのはみんな山根で、あなた達は悪くないんだ、山根に騙されたんだというようなことを言ったことはありますか。」

七、 この尋問に対して、永瀬証人はシドロモドロになってしまい、法廷で次のように口走った。
「組合員は山根会計士を全面的に信頼してついていっただけじゃないか。それで天辺にいた山根会計士は否認し、自分には責任はないと言って責任逃れをしているよ。だから、こんな変な格好(脱税の嫌疑を受け、組合員が3人も逮捕されていることか ― 山根注 ― )になっているんだね、という話はしました。」

八、 永瀬昭は、法廷でうまく取りつくろうとしたものの、藤原氏の尋問にあたって、私の悪口を言いつのり、悪いのはみんな山根で、あなたは何も悪くないんだ、山根に騙されて食いものにされたんだという趣旨のことを、申し述べていたことを、自ら明らかにする羽目になった。
 山根会計士と同じように否認していると、山根と同じように逮捕され罪人になるとほのめかして、事実に反するウソの供述を引き出したのである。

九、 事実、藤原氏の供述調書は、私に対する悪意に満ちており、私が逮捕勾留中に松江刑務所拘置監に弁護人から差し入れられ、初めて目を通したとき、大きな衝撃を受けたものである。
 私は、藤原氏については、それなりの人物評価をしていただけに、信じられない気持ちであった。
 私の知っている藤原氏とは全く別の人物が、供述しているとしか思えなかったのである。

一〇、供述調書を作成する際に、永瀬昭が、藤原氏に対して、逮捕をチラつかせたかどうかについて、大野敏之弁護人と永瀬とのやり取りは次のようなものであった。

大野弁護士:「藤原さんは、参考人であり、被疑者ではなかったようですが、あなたは何故黙秘権の告知をしたのですか。逮捕もありうるよ、と言ったんですか。」
永瀬昭:「この事件で、同じ組合の岡島信太郎さんと増田博文さんとが逮捕されています。あなたについては参考人として事情を聴きますが、場合によったら逮捕もありうる被疑者という立場になりますので、言いたくないことは言わなくてもいいという権利(黙秘権)があることを伝えておきます、と言いました。しかし、逮捕もありうるとは言っていません。」
 語るに落ちるとは、このことであろう。逮捕を露骨にチラつかせていることは明白であり、いくら「逮捕もありうるとは言っていない」と強弁しようとも、通用するはずがない。

一一、以上により、私の悪口を言い、私を徹底的に悪者扱いにした上で、山根と同じように否認したりすると、逮捕され犯罪人になると暗にほのめかして脅しあげ、ウソの自白を引き出そうとしていたことが、法廷の場で明らかにされた。

一二、永瀬証人に対する弁護人尋問の途中で、公判検事立石英生は、2回にわたって口をはさみ、異議をとなえた。ウソの供述を引き出したプロセスが暴かれるのを必死になって食い止めようとしたのであろう。

一三、第一審判決で、永瀬昭作成の検面調書は、信用性に欠けるものとして排除されたのは、いうまでもない。

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