間違いだらけの税務調査 【無料相談窓口】税金6億円超を取り消させ、財産と信用を守り抜いた実体験をもとに実施中

冤罪を創る人々: ミラーページ (著者:山根治公認会計士・税理士

 国税局査察部(マルサ)を相手に税金6億円超(※加算税や地方税等を含めると20数億円)を取り消させ、財産と信用を守り抜いた闘いの実録。冤罪を創る人々のミラーページ。 *関連リンク
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043 逮捕直前 (2004-08-24)

2.強制捜査 ― ガサ入れと逮捕勾留

1) 逮捕直前

一、 逮捕2日前の、平成8年1月24日午後、第一勧業銀行のK松江支店長から、私の事務所と自宅に電話が入った。第一勧銀は私の自宅の左斜め前にあり、私の取引銀行である。
「朝から、銀行の駐車場にカメラを構えた車が陣取っていた。銀行としては迷惑なので、出ていってもらったが、お宅を標的にしているようだ。」


二、 私は近くの碁会所で碁を打っていた。妻から、銀行の支店長からの話が伝えられた。
 内偵か、逮捕の用意か?碁の区切りがついたところで急いで自宅に帰った。

三、 あたりを見まわして捜したところ、右斜め前のN酒店の駐車場に一台のバンが駐車していた。車の窓にカーテンが張ってあり、よく見るとカメラのレンズが私の自宅に向いていた。隣には、運転手だけが乗った黒塗りのハイヤーがエンジンをふかして待機している。
 私は近くまで言って、バンとハイヤーの車輌番号を控えてから、急いで自宅に戻り、カメラをもって出てきたところ、車は2台とも消えていた。
 この時隠し撮りされた映像が、NHKのテレビで繰り返し放映された。私が20年来着古している皮コートを身につけ、風邪のためマスクをして、玄関から駐車場に向かう姿である。

四、 私は、N酒店に赴き、N夫人に事情を聞いてみた。
「朝の7時ごろから、NHKがうちのバンを借りてずっとお宅を見張っているんですよ。どうしたんでしょうね」
 N夫人は、一寸バツが悪そうであった。

五、 20分程でバンが帰ってきた。若い男が車から降りて、N酒店に入った。
 カメラを携えて私もN酒店に入り、男にカメラを向け写真を撮ろうとしたところ、男は顔を隠して一目散に逃げ出した。
 追跡が始まった。4枚位写したであろうか、10分程追いかけ回したが、逃がしてしまった。

六、 逮捕1日前の平成8年1月24日、事務所の職員から山根ビル隣の家電量販店の駐車場に、ビルを見張っている一台の車がいることを知らせてきた。車輌番号は、昨日のハイヤーと同一だ。
 午前10時半、私は車で事務所に向かい、入口付近で隣の駐車場を見たところ、確かに3人の男が黒塗りのクラウンに乗ってビルの出入口を見張っていた。
 ヨーシ、今度こそはキチンとカメラにおさめてやろうと思っていたが、事務所に入り電話をかけたり、仕事の指示をしたりしているうちに、気がついたらいなくなっていた。11時前には引き払ったようである。惜しいことをしたものである。

七、 マルサの件で、強制捜査、あるいは逮捕のおそれがでてきた。中村寿夫弁護士のアドバイスに従って、逮捕された場合にそなえて声明文を作成することにした。このとき用意した声明文は次のとおりである。
声明文

 平成5年9月28日、広島国税局査察部門による強制捜査を受けて以来、2年4ヶ月が経過した。
 その間、私は取調べに積極的に協力し、かつ、7万字に及ぶ申述書を作成し、数多くの証拠資料を添えて、嫌疑を晴らすべく、嫌疑事実が全くいいがかりにすぎないことを国税当局に立証してきたところである。
 しかるに、国税当局は、メンツを重んずる余りか、当初の思い込みをそのまま押し通し、事実にあらざるフィクションを創り上げ、脱税と決めつけ、敢えて松江地検に告発する暴挙に出た。
 松江地検は、私及び関係者に対して、直接尋問することなく、国税当局が捏造したことがらを盲信し、告発を受理し、私を逮捕するに至った。
 これは、国税・検察一体となった国家権力による不当、かつ、違法な暴力行為であり、断じて許すことはできない。
 私は公認会計士たる私の名誉にかけて、怒りを込めて厳重に抗議すると同時に、直ちに私を釈放し、この度の暴挙に対して謝罪することを要求するものである。

八、 声明文は自宅に持ち帰り、キッチンテーブルの上に置いておいた。逮捕当日、押収されたらしく、逮捕3日目の取調の時に、中島行博検事が私に次のように問い質した。

中島:「声明文を用意していたようだが、何故当日私に渡さなかったのか。」
山根:「逮捕容疑が違っていたので、あの声明文はそのままの形で出せなくなった。渡さなかったのは、ただそれだけの理由である。」
中島:「山根は脱税による逮捕を覚悟していたのか。」
山根:「いやそうではない。この2日程私の回りを露骨に内偵している連中がいたので、万一の可能性を考え、弁護士のアドバイスにもとづいて用意していたものだ。
 あれは検察の内偵だったのか。」
中島:「検察は極秘に動く。ただあのときは、NHKがどこかからかぎつけたようだ。ウチとしては被疑者に気づかれたらまずいので、できるだけ慎重にやることにしている。
 もっとも、オレが2、3日前に広島から来たりしているから、そんな動きをキャッチされたんだろうな。」
― 検察の誰かがNHKにリークしたに決まっている。一人の検事が広島から松江にやってきたことと、山根治がどうしたら結びつくというのか。中島のとぼけた顔が、間抜け面に見えてきた。

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